プロトピック(タクロリムス)を酒さに使う問題点
プロトピック 酒さ
当院には、他院で酒さにプロトピック(タクロリムス)を処方され、悪化する方が多く来院されます。
プロトピックを酒さに使われる問題点ですが
①アトピー性皮膚炎の治療薬であるが、酒さの保険適応薬ではない。
②ぶつぶつ(丘疹)、ごわごわが増える
③酒さは火照る疾患であるが、タクロリムスそのものが火照る外用剤であり、さらに火照りが強くなる
④皮膚科学会からでている酒さの治療薬のガイドラインにタクロリムスの記載はない
⑤ニキビダニ(毛包虫)が増える
⑥プロトピックによる酒さ様皮膚炎の論文報告が国内に多数ある