乳児湿疹・小児アトピー性皮膚炎・乾燥肌(神戸・皮膚科)保湿量・ヒルドイド
ヒルドイド
当院には、小児科で保湿剤やステロイド剤を使っているが、改善しない、乳児湿疹・小児アトピー性皮膚炎・乾燥肌の方が多くこられています。
薬手帳を確認しますと、保湿剤は”てんこ盛り”に処方されていますが、その使い方(保湿)指導などもされずに、ただ薬を渡されている方が多く、使い方をわかっていない、親御さんがとても多いです。
これは、野球少年が、高い野球バットを買ってもらったけど、素振りをしないのと一緒で全く意味がありません。
下記の図は、保湿剤のヒルドイドの販売元のマルホさんのHPに記載がある外用量です。
使用量の目安としてFinger Tip Unit(FTU:フィンガーティップユニット)を用います。
チューブでは、成人の人差し指の先端から遠位指節間関節までの長さを押し出した量が1FTUで、約0.5gに相当します。
ローションの場合は、1円玉大に出した量が1FTU(約0.5g)となります。
当院では、保湿の説明をしながら、親御さんに子供の肌の変化を触れて理解してもらうようにしています。
当院では、ヒルドイドは先発品と後発品との違いを多くこれまでに経験してきているので、なるべく先発品で処方しています。