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乾癬治療のピラミッド計画 (神戸・皮膚科)

乾癬

乾癬治療法には、外用療法(塗り薬)、光線療法、内服療法(飲み薬)、注射療法の4種類があります。

■ 外用療法(塗り薬)
皮疹に直接薬を塗ることで治療効果を発揮する薬です。免疫の働きを抑えて炎症を抑える「ステロイド(副腎皮質ホルモン)外用薬」、皮膚の細胞に働きかけて異常な増殖を抑える「ビタミンD3外用薬」が用いられます。混合剤も現在、外用剤の

■ 紫外線療法
皮疹に紫外線を照射して症状の改善をうながす治療です。UVA(長波長紫外線)を用いる「PUVA療法」、UVB(中波長紫外線)を用いる「UVB療法」や「ターゲット型光線療法」があり、皮疹の範囲に合わせ、紫外線を全身または部分的に照射します。
一般に光線療法は外来で週2~3回の頻度で行われます。

当院ではダブリン7による光線療法を行っております。全身型ですので、一度に広範囲に照射することが可能です。

■内服療法(飲み薬)
中等症から重症の比較的症状が重い乾癬に用いられます。飲み薬には、角質細胞の異常な増殖を抑える薬、免疫の過剰な働きを抑える薬、炎症を抑える薬が用いられます。

■ 注射療法(生物学的製剤による治療)
生物学的製剤は、免疫細胞の情報伝達に用いられる「サイトカイン」の働きを弱めることで炎症を抑え、皮膚の新陳代謝を調整します。日本皮膚科学会が承認した施設でのみ治療を開始することができます。

乾癬治療ピラミッド

乾癬の治療法の適応の広さや位置付けをあらわしたものを「乾癬治療ピラミッド」といいます。このピラミッドが示すように、治療法には、全身に対して治療を行う“全身療法”(注射療法、内服療法、光線療法の一部)と、限られた部分に対して治療を行う“局所療法”(光線療法、外用療法)に分けられます。