酒さ・酒さ様皮膚炎の治療薬の順番(大阪・兵庫・神戸・京都・皮膚科)
酒さ・酒さ様皮膚炎
当院では酒さ・酒さ様皮膚炎の治療として神戸や大阪・奈良から患者さんが来院されますが、
①メトロニダゾール外用
②アゼライン酸クリーム
③イベルメクチンクリーム による治療をしています。
3つの外用薬を同時に塗布するのではなく、まずは、メトロニダゾールによる治療が標準治療ですので、まずしていただくようにしています。
アゼライン酸も効果がありますが、使用はじめに刺激症状(チクチク、ピリピリ)を生じるので、酒さ・酒さ様皮膚炎の症状が少し落ち着ていから
使用を勧めています。メトロニダゾールと効果(作用)機序が異なりますので、さらなる改善が期待できます。美白効果も有しているため、赤みが
ひいたあとの炎症後の色素沈着を軽減させるのも期待して使用しています
メトロニダゾールの効果が実感できずに赤みが残っている方にはイベルメクチンクリームを勧めています。
最近、イベルメクチンクリームは丘疹・膿疱型には効果が高いこともわかってきたので、そのタイプの方には
最初からイベルメクチンクリームを処方しています。