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ノーリス(Nordlys)導入(IPL光治療)(酒さ・赤ら顔)(神戸・皮膚科・Vビーム)

ノーリス(IPL)(レーザー)(酒さ)

医療用レーザー装置のリーディングカンパニーであるキャンデラ社のIPL(光)治療器ノーリス」(Nordlys)を導入しました。

酒さなどの赤みに対して治療機械となると、Vビームが有名ですが、当院に来院される酒さの方の中にも以前に他院でVビーム治療をすでにされた方も多いです。その方にお話しをお聞きすると、”効果を実感できなかった”、”照射の刺激で赤みが悪化した”、”痛みが強くて続けれなかった”、”ダウンタイムがあるのが辛かった”、”内出血・紫斑形成がひどかった”、”ぶつぶつが増えた”という声をお聞きすることがあります(Vビームで改善しないので、当院を受診されるというのもあります)。また、海外の酒さの方は鼻・頬に肉眼でもわかるような毛細血管拡張があるタイプが多くそういう方には血管を破壊するVビームがいいと思いますが、日本人の酒さの方は毛細血管拡張がはっきりせずに頬がぼんやり赤いタイプが多いので、当院ではIPL(ノーリス)の機械を導入しました。

酒さのスイスのガイドライン(JEADV 2017 31 1775-1791)でも「IPL治療」と「Vビームレーザー治療」は治療として並列に扱われていますが、副作用の少ない点でIPL治療器を勧めています。IPL治療機を探していたときに、当院のキャンデラの担当者のキャンデラはVビーム(VビームⅡ、Vビームプリマ)も持っていますが、酒さのような全体のぼんやりとした赤みに対して「ノーリス」がお勧めですということでIPL幾つか存在しますが、赤みに強いIPL治療機器を検討し、いくつかの機種のデモも行ないました。

麗ビューティークリニック先生自らの経験のHPの記事に影響を受け、

麗ビューティークリニック様 公式HP

大西皮フ科形成外科医院の先生の酒さにVビームよりもノーリスをお勧めしている記事は理論・解説も的確でとても同意できるものでした。

大西皮フ科形成外科医院様 公式HP

銀座スキンクリニックさんの多くの機種を扱っておられる施設の先生の他のIPL(M22)との違いは参考になるものでした。

銀座スキンクリニック様 公式HP

ノーリスにはすでに疾患・病態ごとに、機械に設定が入っているのが特徴でphotorejuvenation(ハリ、シワ),rosacea(酒さ),telangiectasia(血管拡張),acne(ニキビ)モードがそれぞれ設定されています。

さ美皮フ科亀戸駅前様 公式HP

ノーリスの特徴について詳しく解説されております。

 

 

即効性がある治療法ではありませんが、外用療法、内服療法などとあわせて複合的に治療していきます。酒さ治療はどうしても長くなってしまうので、レーザより価格設定の安いIPL治療器のほうがよりよいと思いました。

ノーリスIPL

全顔 初回(導入)  16,500円
1回 22,000円
3回 55,000円

鼻まわりのみ 5,500円

酒さの方にノーリスを施行しますと、赤みに対して効果もですが別の効果も期待できることが確認できました。酒さは慢性の炎症性疾患であるため、赤みが長く続いていた方が多いです。その赤みが改善してると(炎症後)色素沈着のような褐色斑がはっきりしてくる方もおられます。その褐色病変にもIPL機器は効果があります。また、酒さは病理学的にm毛包・付属器の炎症細胞浸潤がある疾患ですので、毛穴のダメージを受けている方が多いです。そういった毛穴のダメージの跡に改善にIPLのphotorejuvenation(ハリ、シワ)の効果もあるため、毛穴へにもいい効果を示します。実際に施行しました患者様でもはりがでる、トーンアップした、毛穴が小さくなった、肌の調子がよくなった、肌のキメが細かくなった などと言われることが多いです。

赤みの調子がよくなれば、レーザーフェイシャル(顔脱毛)を受けることができ、顔脱毛を行えればさらに顔のトラブルが減ります。