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デュピクセントと内服JAK阻害薬の利点・欠点(アトピー性皮膚炎)

デュピクセント・内服JAK阻害薬(アトピー性皮膚炎)

アトピー性皮膚炎治療の中等症以上の比較的新しい治療に「デュピクセント」「内服JAK阻害薬」があります。

内服JAK阻害薬にはオルミエント、リンヴォック、サイバインコの3剤が存在します。どれも①治療費が高額②かゆみを抑える効果は高いというのが共通ですが、利点・欠点は異なります。

【デュピクセントの利点】

①安全性が高い ②事前検査不要 ③感染症のリスクの不安が少ない ④皮膚がしっとりとしてくる

【デュピクセントの欠点】

①注射が苦手な人には使いにくい②結膜炎・単純ヘルペスが生じることがある③顔面の病変の効果が弱い

【内服JAK阻害薬の利点】

①効果が早い ②12歳以上から使える薬剤もある ③顔面の病変にも同等に効果がある④内服薬である

【内服JAK阻害薬の欠点】

①事前検査が必要(採血・画像検査)②帯状疱疹、ざ瘡などの感染症のリスクがあがる③アトピー性皮膚炎での実臨床経験がまだ浅い④施設限定がある⑤中止後にすぐに症状が再燃する ⑥途中から効果げ落ちてくることがある ⑦帯状疱疹のリスクがあがる