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酒さの海外のガイドライン

酒さ(ガイドライン)

酒さのガイドラインが J Am Acad Dermatol 2020;82:1501-10 に掲載されています。

酒さの世界的なエキスパートがコメントをされています。日本は酒さ治療において海外に比べてかなり遅れており、現在でも保険適応となる薬剤もなく、皮膚科医のなかでも治療選択が医師により異なります。

Topical therapies(外用療法)をみましてもイベルメクチン、アゼライン酸、メトロニダゾールが専門家は推奨されています。大切なのは、日本の皮膚科医の中でも酒さの治療に処方されるプロトピック(タクロリムス)外用剤は治療薬の中に全くはいっておりません。プロトピック軟膏を使って酒さ治療を行うことは、世界の標準治療と異なっているおります。日本独自のプロトピック治療が生まれた理由が不思議でなりません。

Light devicesはIPL治療Vビームのようなパルス色素レーザーを推奨しています。酒さの方で困られるFlushing(顔の火照り、紅潮)の症状に対しては、IPL治療を推奨する専門家がおられますが、パルス色素レーザー(Vビーム)は推奨する専門家がおられません。

外用剤はpapules/pusutels(丘疹/膿疱)、機械はtelangiectasia (毛細血管拡張) に対して推奨されています。

それぞれの皮疹に対して治療を推奨されています。

IPLもVビームも時間をかけてする治療になります。価格相場もVビームに比べてIPLが安いです。

当院でも、酒さ(赤み)に効果の高いキャンデラ社の次世代IPL治療機 ノーリス(Nordlys)を導入しました。https://www.candelakk.jp/products/nordlys/