ロゼックスゲルの使用経験
ロゼックスゲル
ロゼックスゲル(メトロニダゾール)が保険適応となり、やっと日本で海外の標準治療薬を用いて治療ができるようになりました。
当院はロゼックスゲルの処方が日本で一番多いとのことでこの外用治療をたくさんの方に用いております。
今まで自費でメトロニダゾール治療をしていたので、保険適応になりしっかり外用することで効果が高まったという声をお聞きします。
副作用の「乾燥」は一定数の方に生じてしまいます。ゲル製剤なのでやや仕方ないところもありますが、個人差がありますが、粉ふいたようになり、かさかさになるという声もあります。もともとアトピー性皮膚炎がある方には乾燥がやや生じやすい印象です。
中には、ステロイド、プロトピックから切り替えで使われる方には、かゆくなった、ぶつが増えたといわれる方もいますが、前治療薬を中止した反応が大きいです。
かぶれたという声もあります。かぶれには、一次性刺激性皮膚炎、と アレルギー性接触皮膚炎があります。多くは、一次刺激によることが多いです。酒さという赤く刺激のある病変部に塗布するため、刺激を感じてしまう方もおられます。アレルギー性接触皮膚炎の機序によるかぶれは「パッチテスト」をするとロゼックスでアレルギー性皮膚炎を生じたかどうかわかります。